承認欲求とは?強い人の特徴や自己顕示欲との違い、満たし方を心理士が解説

このページを開いて読み始めた人は、自分の承認欲求の強さに苦しんでいるのかもしれません。もしくは周りの人から「承認欲求が強いのではないか」と指摘され、どういうことなのか知りたいのかもしれません。そこで、承認欲求について、どう付き合っていくのがいいのか、解説していきます。

執筆者

臨床心理士・公認心理師

aiirococcoさん

公認心理師、臨床心理士として総合病院に勤めています。小児科外来をはじめ、緩和ケアチームやリエゾンなど幅広い年齢層の方の心理支援を行っています。また、webライターとして主に心理系の記事を執筆中。誰かに相談するほどではないけど困ったな、というときに役立つ情報を発信できるよう頑張ります。

目次

承認欲求とはどういうものか

「周りの人に褒められたい」「努力を認めてもらいたい」など他人の目を通して、自分が価値のある存在であるということを認めてもらいたいという気持ちのことを承認欲求と言います。承認欲求は誰にでも備わっているものであり、それ自体が悪いものではありません。ただ、それが強まってしまうことで、自分自身を苦しめることにつながります。

そこで承認欲求が、どういうものなのか、具体的な場面を例えに解説していきます。あなたにも身に覚えがあるかもしれません。

①SNSの投稿への「いいね」や「コメント」の数を気にしてしまう

自分の私生活を写真や文章にして投稿し、周りの人たちに見てもらうSNSがたくさんあります。そういったもの自体に興味がない人もいれば、頻回に投稿して、たくさん「いいね」をもらうことに熱を上げている人もいるでしょう。 

誰かが「いいね」を押してくれたり肯定的な「コメント」をくれることで満足する、それが承認欲求です。ただ、それが強まりすぎると、他の人と比較して自分の投稿への「いいね」が少ないとき傷ついたり、フォロー者数を増やすことに躍起になってしまいます。 

②自分の話ばかりしようとする

承認欲求が強いということは、どうしても自分の話ばかりしてしまうことにつながります。自分の話を「すごいね」「頑張っているね」など肯定的な相槌を打ちながら聞いてくれる人が大好きです。逆にせっかく話をしても「へー」など気持ちのない相槌を打たれると、憤りや物足りなさを感じてしまったりするのではないでしょうか。

誰でも多少は、周りの人に自分の頑張りやすごさを認めてもらえたら嬉しいものです。ただ、それが過剰になってしまうと、ことあるごとに自分の話をして賞賛の言葉を求めるようになってしまうのではないでしょうか。また賞賛がないと不機嫌になりがちです。

③仕事で認められることを強く求める

承認欲求は、仕事で満たそうとする人も多いです。同期の誰よりも早い出世などは、承認欲求を強く満たすものとなるでしょう。職場で認められ頼りにされていると、やる気も出て仕事も頑張ることができます。

逆に特に褒められることがなかったりすると、自分には今の仕事が向いていないのではないか、仲間関係に恵まれていないのではないかと悩んでしまうでしょう。承認されるかされないかが、仕事へのモチベーションに強く影響します。

④見返りを常に求める

承認欲求が強いと、見返りを常に求めがちです。自分が誰かに何かをしてあげたということを、とても重く考えており、それに対してきちんとしたお返しを求めてしまうのです。「ありがとうがなかった」「私はやってあげたのに、あの子はやってくれなかった」など見返りがないことへの憤りが強くなりがちでしょう。

見返りは、承認欲求を満たすのに必要なのではないでしょうか。見返りがないと、自分が雑な扱いを受けたように感じてしまい、不満になってしまうのでしょう。承認欲求が強い人ほど、見返りがないことを重大なことと捉えがちです。

承認欲求と自己顕示欲との違いとは?

承認欲求と自己顕示欲は、よく意味を混同して使われがちです。内容的には似た部分も多いのですが、細かい部分が少しずつ違っていたりします。どこがどう違うのか、解説していきたいと思います。

①承認欲求は、批判は望まない

承認欲求も自己顕示欲も、他人に自分を見て欲しいという気持ちは同じです。ただ、承認欲求が「承認」されることだけを望むのに対して、自己顕示欲はとにかく「注目」を求めています。そこに批判があったとしても、自己アピールをやめたりはしません。

つまり、承認欲求が強い人は、自己顕示欲が強い人と違って、少なからず自分のことを飾ろうとしがちです。「できる人」「尊敬される人」「素敵な人」など自分が思う素敵で尊敬される自分を演出して、周りに見せたいのです。

②承認欲求は他者中心

承認欲求と自己顕示欲は、誰が中心にいるかが根本的に違います。自己顕示欲は、基本的に中心にいるのは自分です。「自分がすごいと思っている自分を周りに見せつけたい」という思いを持っています。自己評価に確固たる自信を持っています。

対して承認欲求は、他者が中心です。他者が「いいね」と言ってくれることで安心感や自信を得ることができます。あくまでも自己評価は不安定です。だから承認してもらうことを強く求めているのです。

 ③他人を褒めるか否か

承認欲求と自己顕示欲は他人を褒めるかどうか、という点で決定的に違いがあります。承認欲求が強い人というのは、自分も褒めて欲しいからこそ、他人のことをよく褒める傾向があります。見返りを求めているのです。

逆に自己顕示欲の強い人は、基本的に他人を褒めることはしません。相手を認めてしまうと、負けを認めた気分になってしまうからです。褒めるとしても、少し上から目線な感じで、相手より自分が優位であることを示しつつ褒めます。

承認欲求の種類や段階とは?

承認欲求というのは、アブラハム・マズローというアメリカの心理学者が提唱した理論の中に出てくる言葉です。人間には承認欲求を含む5段階の欲求が元々備わっているという理論になります。その欲求は、ピラミッドのようになっており、下から順番に満たされると、次の欲求というように段階を経て上がっていくのです。

①生理的欲求(第一段階)

一番底辺部分に来る第一段階の欲求が、生理的欲求です。これは睡眠や食事、排泄といった生きていく上で欠かすことができない欲求の部分になります。飢餓状態の時に、SNSの「いいね」の数を気にする人はいないはずです。この部分がある程度満たされることで、次の段階の欲求が出てきます。

②安全欲求(第二段階)

生理的欲求がある程度満たされた状態になると、次は安全欲求が湧いてきます。身体的、かつ経済的に安全で安定した状態でいたいと欲する気持ちです。金銭的に厳しい状態で、ギリギリの生活を余儀なくされていたり、重い病に冒されている時は、何よりその苦しい状況を脱したいという思いが強まるでしょう。安全で安心できる環境に身を置いて初めて、次の段階の欲求が出てきます。

③社会的欲求(第三段階)

生理的欲求が満たされ、安心できる環境に身を置くことができた上で、社会的欲求が湧いてきます。家や職場に話し相手がいたり、どこかの集団に属しているという帰属意識を持つことができることを求め始めます。安心できる環境であったとしても、孤独で寂しい状態はつらいですよね。社会の中に、それなりに自分の居場所があると感じることができて、ようやく次の段階の欲求が出てきます。

④承認欲求(第四段階)

ここでようやく、今回のテーマでもある承認欲求が出てきます。生理的にも安全面も満たされていて、社会の中に居場所もある、そうなったときに自分を認めてもらいたいという欲求が湧いてくるのです。仕事にはついているけれども、あまり頼りにはされていないと感じるとき、悲しい気持ちになりますよね。そういうときに承認欲求が芽生えてくるのです。

承認欲求はさらに細かく二種類に分類することができます。一つは「低位の承認欲求」というもので、他者から承認してもらいたいという欲求です。承認欲求と聞いて、想像するのはこちらの承認欲求でしょう。

もう一つは「高位の承認欲求」というもので、自分で自分を承認したいという欲求です。みんなからの「いいね」のために頑張るのではなく、自分が楽しんだり満足したりするために頑張るのが、この承認欲求です。この高位の承認欲求が、さらに上の欲求に繋がっていきます。

⑤自己実現の欲求(第五段階)

社会に居場所があり、周りからもある程度の評価を得ることができていて、仲間もいる。そこまで心が満たされて初めて、自己実現の欲求が湧いてきます。自分にしかできないことを成し遂げたい、自分の人生を自分らしく生きたい、そういう欲求です。

あなたの中には「こういう人になりたい」とか「こんなことをしてみたい」という理想や夢がありますか?それを自分のために努力して達成することが自己実現です。自己実現の欲求を満たすことが、人生の生きがいとなる人もいるでしょう。

承認欲求が強い人の特徴とは?

さて、このように承認欲求は誰にでも備わっていて、満たすことで次の段階へ行ける大切なステップのひとつであることはおわかりいただけたでしょうか?ただ、中には承認欲求の中でも低位の承認欲求が大きく膨れ上がってしまい、そこに固執してしまう人がいます。

では承認欲求が強い人というのは、どういう特徴を持っているのでしょうか?

①周りの目や評価を気にしすぎる

承認欲求が強い人は、やはりどうしても他人の目や評価を気にしすぎる傾向があります。みんなが自分のことをどう思っているのか、評判はどうか、などやたらと気にしてしまいがちでしょう。少しでもよくない評価をされたと感じると、ひどく落ち込んでしまったり、狼狽えてしまったりしがちです。

②SNSの投稿とチェックが頻回

承認欲求が強い人は、SNSへの投稿が多く、1日に何度も投稿してしまいがちです。また、少しでも時間が空くとすぐにSNSを開いて、自分の投稿への周りの反応を確認してしまうのです。たくさん「いいね」を押してもらえたり、コメントをもらえると嬉しくなり、さらに投稿を重ねがちかもしれません。

③自己評価がブレやすい

承認欲求が強いということは、自己評価が安定しないということです。自分の価値がわからず不安だからこそ、他者から承認してもらおうとしているのでしょう。そのため、承認されると、一時的に自己評価が上がるのですが、ちょっとしたことですぐに自己評価が下がります。上がり下がりが激しく、ブレやすいのが特徴です。

④恩着せがましい言い方をしがち

承認欲求が強いことで、他人に対して「自分がこういうことをしてあげた」という恩着せがましい言い方をしてしまいがちになります。「あなたのおかげで助かった」「あなたがいてくれてよかった」などの言葉を欲しているのです。何かをしてあげたことですぐに感謝の言葉がもらえればいいのですが、感謝の言葉がないと、ついつい恩着せがましく言ってしまうのです。 

⑤嫉妬心が強い

承認欲求が強いと、他の人に対して嫉妬心を強く燃やしてしまうことがあります。特に自分よりも認められている、目立っている、チヤホヤされている人に対しては強い嫉妬心をむき出しにしてしまいがちでしょう。つい陰口を言ってしまったり、不満を相手にぶつけてしまうなど、ギスギスした空気になってしまうような態度を取ってしまいがちです。

⑥寂しがりや

承認欲求が強い人は、基本的にひとり行動が苦手です。ひとりで過ごす時間が苦痛だったり、何をしていいかわからずSNSばかりのぞいてしまったりするでしょう。自分ひとりで、好きなことをして楽しむということができず、寂しさが募っていってしまいます。承認してくれる人がそばにいないと、落ち着かなくなってしまうのです。

⑦完璧主義

承認欲求が強いということは、批判される、悪い評価をされることに強い抵抗感があります。完璧な自分しか認めることができず、承認されない自分とは向き合えないのです。そのため、厳しいことを言う人や自分を高く評価してくれない人は苦手だと感じ、遠ざけたがる傾向があるでしょう。

承認欲求の強さがもたらす良い影響 

承認欲求が強いことが必ずしも悪いことばかり引き起こすわけではありません。承認欲求の強さが、あなた自身にもたらしている良い影響もあるのです。

①他人に認めてもらえるよう頑張れる 

本当は、自分のための頑張れることが一番ですが、他人に認めてもらうことが動機であっても頑張っていることに違いはありません。「すごいね」「頑張ったね」と褒めてもらえるように、できるだけの努力をしようとする人も多いですし、それなりの結果を得ている人もいるでしょう。

②他人に対して優しくできる

承認欲求が強いということは、他人に対してできるだけいい顔をして承認してもらう必要があります。そのため、少し無理をしてでも他人に優しく振る舞おうとするところがあるでしょう。自分のためなのかもしれませんが、やはり優しくされて嫌な気持ちになる人はいないはずです。

③自分を好きになろうとする

承認欲求が強いのは、自分を好きになりたいからではないでしょうか。自分を好きになれるということは、自然体で生きる、ありのままの自分を大切にするということにつながっていきます。もっと自分を好きになりたいという気持ちがあるからこそ、承認してもらいたくなるのでしょう。また、承認されることで自分を好きになれるのかもしれません。

承認欲求の強さがもたらす悪い影響 

良い影響もありますが、やはり承認欲求が強いことで起こる悪い影響もあります。承認欲求が強くなってしまうと、どういう影響を及ぼしてくるのでしょうか。

①ちょっとしたことで気落ちしてしまう

承認欲求が強いことで、どうしても自己評価がブレやすいため、ちょっとしたことで気落ちしてしまいます。他の人が褒められただけで、あなた自身が貶されたわけではないのに、落ち込んでしまったりということがあるのではないでしょうか。SNSの投稿への反応が少ないと、悲しくなってしまったり嫉妬心を感じてしまったりと気持ちが荒れてしまうでしょう。そういう気分の不安定さに、自分自身が振り回されることになります。

②周りから距離を置かれる 

あまりにも承認欲求が強く、周りに承認してもらうことばかり求めていると、だんだん周りの人が面倒くさく感じて、距離を置くようになっていってしまう場合があります。承認してもらいたくて関わりを持っていたのに、それが逆効果になってしまうのです。そうなると、余計に傷ついたり、不安感が増してしまったりするでしょう。

③対人関係で無理をしてしまう

承認欲求が強いことで、お願い事を断ったりすることができず、無理をすることになる場合があります。感謝されたい、いい人だと思って欲しいという気持ちのせいで、自分自身を追い込んでいってしまうのです。またしんどい時でも頑張っている自分を演じなければならず、そういう意味でも無理が募っていってしまうでしょう。

承認欲求を満たす方法とは?

承認欲求は満たすことで、次のステップに上がることができます。強すぎる承認欲求はなかなか満たすのが大変ですが、何か周りとの関係を悪くせずに満たす方法はあるのでしょうか?承認欲求を満たす方法を解説していきます。

①自分で自分を褒める、認める

他人に承認してもらうのではなく、自分で自分を褒めて認めることで承認欲求はある程度満たすことができます。自画自賛という言葉がありますが、自分で「頑張った」「よくやった」と認めてあげることは、決して格好悪いことではないのです。

自分で自分を認められる人は、他人からの承認や賞賛をそれほど求めていません。褒められたら嬉しくないわけではないですが、そこを目指してはいないのです。最初はポーズだけでも、練習するうちに、少しずつ自分で自分を認める感覚が掴めるはずです。

②自分の中の「できた」を大切にする

少し難しいことに挑戦していると自分で感じる時は、それが「できた」時の感覚を大切にすると良いでしょう。達成感は、誰かの言葉がなくても、十分に承認欲求を満たしてくれます。

承認欲求が強く、他人に賞賛を求める人は、自分の中の達成感に目を向けられていないことが多いです。「できた」「がんばれた」と思った時に心の中に広がる温かい感覚を、しっかりと見るようにするといいでしょう。

③自分磨きをする

承認欲求を満たすためには、自分磨きをするという方法はおすすめです。自分磨きをすることで、高位の承認欲求が満たされます。また「素敵になった」「前よりイキイキしている」などポジティブな言葉をかけてもらえたりすることも増え、低位の承認欲求も満たされやすくなります。

見た目だけではなく、知識を増やすための勉強をしたり、新しい習い事をして世界を広げたりするのも良いでしょう。自分の時間が充実することで、他人からの賞賛がなくても、承認欲求が満たされるはずです。

④思い切ってSNSを手放して会話を増やす

SNSの「いいね」に振り回されてしまっている人は、思い切ってSNSを手放すことも大切です。「いいね」の数が増えることは、わかりやすく、承認欲求を満たすのに役立っているのでしょう。ただ、「いいね」と押してくれた人は、ただのルーティーンで押しているだけかもしれません。

記録を残したいのであれば、SNS以外の方法がありますし、共感を得たいのであれば周りと会話をすればいいでしょう。人と会話を楽しめることは、「あなたと一緒にいて楽しい」と言われていることと同じです。また、安心できる居場所があると感じることができるでしょう。それが承認欲求を満たすことにつながっていくのです。

承認欲求を緩和する・なくす方法とは? 

自分の力で承認欲求を満たすことができれば、きっともっと気持ちは楽になりますよね。でも、すぐにうまくいくというものではありません。承認欲求が強すぎて苦しい人は、まずは承認欲求を緩和することが大切でしょう。 

承認欲求をなくしてしまいたいと思う人もいるかもしれません。ただ、承認欲求をなくしてしまうと、独りよがりで身勝手な人になってしまいます。承認欲求は、強すぎると自分を苦しめることになりますが、ある程度はあったほうがいいものなのです。 

①自分が好きなことを見つける

承認欲求を緩和するためには、まず自分が好きなことを見つけると良いでしょう。趣味を持ち、それに目を向けることで、誰かに認められたいという気持ちから少し目を背けるのです。習い事などであれば、先生が褒めてくれたりもするため、よりいいかもしれません。大切なのは、あなたが好きで楽しいと感じられるような時間を過ごせることです。

②承認欲求の仕組みを知る

マズローの欲求5段解説を知ることで、承認欲求は誰もが持つものであるということがわかったと思います。また、承認欲求を感じるということは、その下にある欲求はある程度満たされるような環境に身を置くことができているということです。そう思えることで、必要以上に気落ちしたり、ダメだと感じたりせず、少し自分を認めることができるのではないでしょうか。

③見返りを求めない

自分が誰かに何かをしてあげても、必ずしも見返りがあるとは限りません。そこを期待してしまうと、気持ちが荒れてしまい、対人関係がうまくいかなくなってしまう場合があるのです。誰かに親切にしたのであれば、親切にできた自分を褒めればいいです。ペイフォワード(自分の受けた善意を他の誰かに渡す)という考えを持てば、気持ちが楽になるかもしれません。

承認欲求が強い人のと上手な関わり方 

では、あなた自身が承認欲求が強いのではなく、身近な人の承認欲求が強くて困っている場合、どんなふうに付き合っていけば良いのでしょうか?承認欲求が強い人との上手な関わり方について解説します。

①相手の承認欲求の強さを理解し、指摘はしない 

承認欲求が強い人だということを理解してあげ、指摘しないことは大切です。承認欲求が強い人は、それだけ自己評価が不安定で傷つきやすい傾向があります。指摘してしまうことで、深く傷つくかもしれません。あなた自身が少し大人になって、承認欲求にある程度応えてあげることで、円満な関係が築けます。 

②具体的に良かったところをフィードバックしてあげる

承認欲求が強い人に対して「すごいね」「尊敬する」などの言葉をかけることは、確かに欲求を満たすことにつながります。ただ、もし相手のことを思うのであれば、より良いのは具体的でポジティブなフィードバックです。どこがどう良かったのか伝えることで、ある程度承認欲求も満たされますし、本人も次の行動に活かすことができます。

③適度に距離をとる

思いやりがあり、優しく真面目な人は、承認欲求が強い人に対して一生懸命欲求を満たそうと関わってしまいがちです。そうすると、お互いの距離が近くなりすぎてしまい、だんだん承認欲求の強さにうんざりとした気持ちを感じるようになってしまうでしょう。適度に距離をとって関わることはお互いにとって大切です。

まとめ

承認欲求があることは悪いことではありません。むしろある程度満たされている人であれば、持っていて当然の欲求です。ただ、他人に承認してもらうことばかり追い求めると、自分自身も周りの人も苦しめてしまうことになるでしょう。まずは自分で自分を認めることから始めてみると、今よりももっと気持ちが楽になるのではないでしょうか。 

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